今日からできる!難聴の方と話すときのコツ

高齢になると聞こえにくくなる人が多くなります。
10代の子が聞こえる音が30代には聞こえない、そんな事を実験しているテレビなどを見たことはあるのではないでしょうか。

聞こえにくい人と話をする時には、話をする人は気を付けたほうが良いポイントがいくつかあります。
補聴器を付けているのに会話が成り立たない場合などは、補聴器の調整が合っていない場合と話し手に問題があって聞き取りが難しい状態になっている場合があります。

難聴者が聞き取りにくい場面

難聴者が聞き取りをする時に、聞き取りが特にしずらい場面があります。
どんな場面の時に聞き取りがしにくいと感じるのでしょうか?

大きく分けて3つの場面があります。

  1. 周囲が騒がしい場所
  2. 複数人での会話をしている場合
  3. 反響音がする場所

このような場面では補聴器を使用していても、聞き取りが難しい状態です。
静かな場所で、1対1であれば聞き取りはしやすくなります。
しかし聞き取りがしやすい場面でも、話し手は注意する必要があります。

難聴者と話をする時の注意点

難聴がある人と話をする時に注意をする必要がある事は、9つあります。

  1. これから何を話すか伝える
  2. 少し大きめな声と、落ち着いた声でゆっくりと話す
  3. どなったり耳元で大きな声で話さない
  4. パ・タ・カ・サ行の言葉は出来るだけ使わず、別の言葉に置き換える
  5. 専門用語を避け、やさしい言葉を使い短文にする
  6. 周囲の雑音を減らし、音が重ならないようにする
  7. 話者の口元が見えるようにする
  8. 声をかけるときに、自分の方に注意を向ける工夫をする
  9. 言葉の始まりにしっかりと力を入れて話をする

ハッキリ・ゆっくり話をすることを心掛けるようにする事が大切です。
そして肩などにふれて、注意を向けてから話をするようにしましょう。

具体的にどう話をすればよいのか

難聴者は聴くことにかなりの力を使っています。
「聞く事」に非常に力を使う為、長い話は集中力が続きません。
ついさっきの事を覚えておく力が落ちるため、長い話は覚えていられない傾向があります。
高齢者などもそうですが、短期記憶が弱い傾向があります。

今日の予定を伝えるときなど、聞こえる人はいっぺんに伝えようとして情報を詰め込んでしまう事があります。

「今日は朝7時に病院に行って検査してもらうよ。
天気がいいから帰りにお昼をコンビニで買って公園で食べようか」

こんな風に話すことは聴こえる方であれば普通なのですが、聞こえない高齢者にはちょっと難しい内容になります。

こんな場合は
「今日は朝ナナジに病院に行くよ」
「そのあとコンビニでお昼を買おうね」
「天気がいいから公園で食べようね」
というように文章を短く区切り、確認をしながら会話をしてください。
この時も口元を見せて、ハッキリゆっくり大きめの声で伝えてください。

補聴器を使っている人であれば、そこまで大きな声で言う必要はありません。
しかしハッキリ、ゆっくり話をすることは同じなので注意してください。

合唱コンクールの時のように口を大きく開けて話をすると、自然とハッキリ・ゆっくりした話し方になります。
是非覚えて実行してください。

まとめ

難聴者は補聴器を付けても聞き取りが難しい事があります。
話をする時には正面から口元が見えるように話してください。

注意するポイントは9つ

  1. これから何を話すか伝える
  2. 少し大きめな声と、落ち着いた声でゆっくりと話す
  3. どなったり耳元で大きな声で話さない
  4. パ・タ・カ・サ行の言葉は出来るだけ使わず、別の言葉に置き換える
  5. 専門用語を避け、やさしい言葉を使い短文にする
  6. 周囲の雑音を減らし、音が重ならないようにする
  7. 話者の口元が見えるようにする
  8. 声をかけるときに、自分の方に注意を向ける工夫をする
  9. 言葉の始まりにしっかりと力を入れて話をする。

話す時は「はっきり・ゆっくり」話しをしてください。
合唱コンクールで歌を歌う時のように、口を大きく開けて話をするとハッキリ・ゆっくりした話し方をすることが出来ます。
また長い文章は短期記憶が落ちるため、聞き取りが難しい事があります。
なるべく端的に、わかりやすい言葉を使って伝えるようにしてください。

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北村 美恵子

認定補聴器技能者。これまで500名以上の方の聴こえに関するお悩みを解決してきました。西の風新聞にてコラムも連載中。 補聴器に関することなら何でもご相談ください。

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