補聴器はどこで買うべき?正しい購入のポイント

聞こえにくいなぁと自覚して、補聴器をいざ購入しよう!と思った時、どうやって補聴器を選べば良いのかわからずに困ってしまう方が沢山います。

補聴器ってどうやって選べば良いの?
何を基準に決めればいいの??
そんな疑問をわかりやすく紹介していきます。

補聴器を選ぶ基準

補聴器を購入しようとしたとき、真っ先に悩むのは「どこのメーカーならよく聞こえるのか」という事です。
家電製品ならば機能を比較した上で選択する事が出来ます。
しかし補聴器の場合はなかなかそうはいきません。

何故なら補聴器は医療機器であり、個人の聴こえによって選択する必要があるからです。
機能もパンフレットを見ただけではよくわからない…そんな状態では比較する事もできません。

ズバリ言います。

失敗しない補聴器選びに最も必要な事は、メーカー選びではなく店選びです。

何故メーカーではなく、店が重要なのか・・・それには3つの理由があります。

  1. 個人の聴こえに合わせた調整が必要
  2. 購入してから聞こえるためのリハビリが必要
  3. アフターフォローが必要

順番にわかりやすく説明をしていきます

個人の聴こえに合わせた調整が必要

補聴器は医療機器です。
言葉の聞こえを良くするためには、使用者の聴力に合わせて音を調整する必要があります。
この調整が専門的な知識が無いとうまく行えない事になります。

パソコンで調整を行いますが、知識のない素人が調整を行うと「うるさい」という訴えに対して単純に音量を下げるという調整を行いがちです。
このような調整を行っていると「高額な耳栓」になってしまい、補聴器を使う意味が無くなってしまいます。

知識と技術のある専門家が調整を行う事で、補聴器は初めてしっかりと使える機器へとなっていきます。

購入後は聞こえのリハビリが必要

補聴器を付ける前の聞こえない状態というのは、「聞こえない事が当たり前」になっています。
補聴器を付けることでたくさんの音が入ってきます。
通常聞こえている人は「聞く必要のある音」と「聞く必要のない音」を聞き分けて脳で聴く必要のない音へ意識が行かないようになっています。

しかし長い間聞こえない状態で居た脳は「聞く必要がある音」と「聞く必要が無い音」を分類することが出来ません。
結果として補聴器を使って音を入れると、あらゆる音を全て聞いてしまう事になります。
このような事から、初めて補聴器を付ける人はほぼすべての人が「うるさい」と感じます。

この他にも補聴器を使って聞こえる音は「新しい音」なので、音を覚えるための時間と練習が必要になります。
この聞こえのためのリハビリ期間をしっかりとサポートしてくれるかどうか、それも補聴器をしっかりと使いこなすためには必要な事になります。

アフターフォローが必要

補聴器は使い始めてからが「スタート」になります。
山登りをするように、徐々に脳を聞こえる環境に慣らしていきつつ言葉の再学習を行っていきます。

このリハビリ期間がおおよそ3~6ヵ月はかかります。
半年程度である程度補聴器を使いこなすための練習が終わり、音もしっかりと作り上げられた状態で終わり・・・とはなりません。

聞こえは常に変わっていきます。
大きな変化が無かったとしても、一年に一度は聴力を測定して最適な聴こえをアップデートする必要があります。
さらに補聴器は精密機器ですから、定期的な点検をする事が必要になります。

定期的な補聴器の点検と、点検時に音のチェックなどを行います。
一度補聴器を使用するとお店とは非常に長いお付き合いが始まります。

このアフターフォローがしっかりしていないと、補聴器を使っているのになんだか聞き取りが悪い・・・聞こえないから使わない・・・という負の連鎖が始まってしまいます。
定期的なメンテナンスのお知らせなどもしっかりと行ってくれる店舗を選ぶことは非常に大切です。

まとめ

補聴器を選ぶときまずどこのメーカーであればよく聞こえるのかと悩む人が多いのですが、メーカーで悩む前にまずは何処のお店で誰に調整をしてもらうかで悩んでください。

メーカーごとの特徴はありますが、何処のメーカーを選んだとしても調整がしっかりと出来ていなければ高価な耳栓になる事は間違いがありません。
お店選びと調整者選び、これがまず最も大切です。

そして何よりも一番大切なことは自分自身の求める物は何なのかをハッキリとさせることです。
どのような場面で、誰の声を聴きたいのか?ここを具体的にしておかないまま補聴器を購入すると期待するほどの効果を得られない場合が多いです。

補聴器を購入するときには必ず「目標」を設定します。
補聴器を付けてどんなことがしたいか、何を目標にするのかで選ぶ機種も求める機能も変わってきます。
使用する本人の希望が漠然としていると、結果もハッキリとしない漠然としたものになってしまいます。

使用目的をハッキリとさせ、技能者と二人三脚で目標に向かって進んでいく事が補聴器選びの正しいプロセスです。
これを一緒にやってくれると信じられる調整者を見つけてください。

なかなか難しいと思いますが自分のお住いの近くの技能者を検索できるサイトをご紹介しますので参考にしてください。

認定補聴器技能者検索システム

補聴器に関して相談したいという方は西部補聴器までお問い合わせください。

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北村 美恵子

認定補聴器技能者。これまで500名以上の方の聴こえに関するお悩みを解決してきました。西の風新聞にてコラムも連載中。 補聴器に関することなら何でもご相談ください。

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