補聴器を通販購入した方の80%が不満を抱いているワケとは

補聴器が欲しいと考えた時、まず手軽に購入できる通信販売を検討されると思います。
補聴器を購入して失敗した人の多くが通信販売で購入しているという事はご存知でしょうか?
通信販売での補聴器購入の問題点、失敗しないで補聴器を購入するにはどうしたらいいのかを分かりやすくご紹介します。

補聴器を通信販売で買っても大丈夫か?

まず初めに知っていただきたいことは、補聴器は医療機器であるという事です。
聴力に合わせて適切に調整をされたものを使用する事で初めて効果を得ることが出来ます。言葉をしっかりと聞き取りたい場合は、適切な調整を行う事が欠かせません。

通信販売で補聴器を購入するメリット

通信販売で購入する最大のメリットは「価格が安価である」ことにつきます。
通常店舗で購入する場合両耳で30万円からという補聴器が、通信販売で購入する場合は両耳で1万円から入手可能です。

通信販売で補聴器を購入するデメリット

通信販売で補聴器を購入するデメリットは、あまりにも多く上げるときりがありませんがここでは4つに絞ってご紹介します。

調整が出来ない

通信販売で購入できる補聴器は、基本的に調整ができません。購入してから調整をしてもらおうと考える方もいるかもしれませんが、補聴器の調整には高い技術と知識が必要であり高価な補聴器にはその技術代金も含まれています。
他店購入の補聴器を調整してもらえないという事も多々あります。

何よりも通信販売で販売されている補聴器には調整する事を前提とはしていません。出来る事はボリュームの上げ下げ程度で、集音器とさして変わらないばかりか物によっては一番必要な周波数が抑えられている設定のものもあります。

お試しが出来ない

通常店舗で補聴器の購入をする場合、購入前に試聴する事が出来ます。補聴器を使うとどのような聴こえ方になるのか、実際に体験する事が出来ます。しかし通信販売の補聴器はお試しする事も無く、購入をしなければ聞く事が出来ません。購入後もアフターフォローがありませんので結局使わずにお蔵入りする事になります。

良く聞こえない

聞こえは千差万別で一人一人異なります。それぞれの聞こえに合わせて細かく音を調整して、初めてしっかりと聞き取れるようになります。

しかし通信販売の補聴器は調整ができませんので聴こえに合わせることが出来ません。
結果として購入してみたけど聞こえないという事になります。

補聴器ではなく集音器だった

通信販売で補聴器と言って販売されているものの中には、補聴器ではなく集音器である場合が非常に多いです。
集音器は補聴器とは全く異なる物です。補聴器は医療機器であり集音器は家電製品になります。
家電製品ですから耳を守るための基準も何もなく、使用の仕方によってはかえって耳を傷める事にもなりかねません。実際に消費者センターが行った調査では、聴覚に悪影響を与えるレベルの音が出ている機器も複数あります。

 
通信販売で販売される補聴器は難聴者個人に合わせた調整がなされないため、十分な補聴効果が得られなかったり、出力される音が大きすぎる等の理由で耳に悪影響を与える可能性が考えられる。
また、医療機器ではないが、音を増幅できるとうたった「集音器」、「助聴器」等の名称の商品(以下、集音器等とする)も通信販売で数多く販売されている。集音器等は
難聴者を対象とした商品でないにもかかわらず、形状や機能が補聴器と酷似しており、難聴者が目的等を誤認して使用してしまう可能性がある。

通信販売の補聴器等の安全性や補聴効果 国民生活センターより引用

補聴器の正しい購入方法とは?

失敗しないで補聴器を手に入れるためにはどうしたらよいのか?
補聴器は医療機器だとお伝えしました。聞こえる補聴器を手に入れるためには適切な調整をされていることが必須条件になります。

適切な調整とは何か?それは個人の聴力に合わせて補聴器から出力される音を調整する事です。
聴力に合わせた調整がしっかりと行われて、初めて補聴効果を発揮できます。
補聴器をしっかりと調整する事が出来るためには、知識と技術が必要になります。補聴器を適切に調整するための勉強をしている証として「認定補聴器技能者」という資格があります。

民間資格ではありますが、国によって補聴器の専門家であると認められている資格です。
(福祉補装具を支給する際、言語聴覚士か認定補聴器技能者が調整を行うと技術料が加算されます)

補聴器を購入する際は補聴器の専門家である「認定補聴器技能者」が在籍しているお店をお勧めします。

まとめ

補聴器を通信販売で購入した方の満足度は著しく低く、インターネットなどを使って購入した方の8割弱は不満を持っているというデータがあります。

Japan Trak2018より引用

 

補聴器専門店で購入している人の多くは補聴器が役に立っていると感じている結果が出ています。
補聴器はしっかりとしたアフターフォローが何よりも大切であるからこそ、信頼できる専門家がいるお店で購入する必要があります。

この事からもわかるように補聴器を通信販売で購入する事は失敗する可能性が非常に高くなっています。
補聴器を購入する際は認定補聴器技能者が在籍しているお店で購入してください。

 

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