初めての補聴器

  • 聞き返しが増えてきた
  • 周囲が騒がしいと聞き取れない
  • 3~4人の会話が聞き取れない
  • テレビの音がうるさいといわれる
  • 手を耳の後ろへあてて聴くことが増えた

聞こえにくいなと思った時、補聴器を使おうと考えます。
その時どこで買えばいいのかわからずに困り果てる方が沢山いらっしゃいます。
初めて購入するときの手順をご紹介します。

耳鼻科へ行き診察をしてもらう

聞こえにくいと思ったらまずは耳鼻科へ行ってください。
これは聞こえない原因が病気や物理的な事が原因かを診断してもらう為です。
耳垢が詰まっているだけだったり、何らかの疾患が原因であれば医師の処置で解決します。
そこを見極めるためにまずは耳鼻科へ行き確認をしてもらいましょう。
補聴器が必要かどうかを判断してもらうために行くのではありません。
医師が必要ない(軽度や中度は特に言われることが多い)と言ったとしても、自分自身が困っているのなら補聴器を使用してください。

販売店へ相談に行く

医師から紹介された販売店以外にも量販店・眼鏡店・補聴器専門店など補聴器を販売しているお店は多くあります。
補聴器本体は何処で購入しても同じものが購入できます。
しかし補聴器は聴こえに合わせて調整をする必要がある機器です。
しっかりとした調整を行えるかどうかで、役に立つ機器になるか高価な耳栓になるかが決まります。
必ず認定補聴器技能者がいるお店に相談へ行きましょう。
できるなら数店舗相談に行き、自分が最も信頼できると思える販売店で購入をしてください。

販売店のチェックポイント

  1. 認定補聴器技能者が在籍している
  2. 気導・骨導・語音測定をしてくれる
  3. 試聴・貸出をしてくれる
  4. どの程度聞き取れているかを測定してくれる
  5. やたらと値引きしない

良い販売店は最低でも上記5つは行っています。
特に値引きはしないお店がほとんどです。
補聴器の価格が高価なのは、医療機器だからというだけではなく購入後のアフターフォロー代金も含まれているからです。
値引きをやたらとする販売店、やたらと高額な物を進めてくる販売店は売りっぱなしになる可能性が高いのでお勧めしません。

補聴器購入までの流れ

  1. カウンセリング

    まず販売店に行き、困っている事やどんな場面で使いたいかなどを伝えます。
    その際自分が思っている不安や疑問などをしっかりと店員さんに伝えてください。
  2. 聴力測定

    どの程度聞こえているかを測定する気導測定・骨を伝わってどの程度聞こえているかを測定する骨導測定・どの程度言葉を聞き取る力があるかを測定する語音明瞭度測定、この3つの測定は調整をする上で欠かせない測定になります。
    これにプラスでうるさくて我慢できない音を確認するUCL測定というものがあります。
  3. 機種選定

    聴力データーがそろったところで、機種の選定になります。
    カウンセリングから使用環境を考慮し、聴力と照らし合わせて最適な機種を選定します。
    例えば静かな環境で家族と会話するだけなら高機能の物は必用ありません。
    しかし騒がしい環境(例えば会議など)で聞き取りをしっかりしたいなら、それなりに機能がある物を選んでいただく必要があります。
    試聴・貸し出し

    聴力データーと使用環境から最適なメーカーと機種を選び試聴をしてもらいます。
    この際実際にどの程度改善しているかを測定し、目に見える形で説明を行います。
    店内で聞いただけではわからない場合、貸出を行っています。
    当店では最大1か月まで貸し出しをしています。
    日常生活で補聴器を実際に使っていただいて、どのような違いがあるかを体験してもらいます。
  4. 購入
    自分の補聴器を購入し、調整を行います。
    数回に分けて調整を行います。
    調整が完了するまで人にもよりますが、3~6か月程度かかると考えてください
  5. アフターフォロー
    調整完了後もお掃除や微調整などで2~3か月に1度販売店へ行きましょう。
    年1回は聴力を測定し、都度調整のアップデートをしてください。

注意してほしい事

補聴器は医療機器です。
高価な物なので一生ものとして購入される方もいます。
しかし、補聴器の医療機器として保障される年数は5年になります。
5年経ったら新しいものを購入しなければいけないわけではありませんが、5年を過ぎると故障が増えてきます。

そして販売終了してから数年すると、部品が製造されなくなるため修理ができなくなります。
そうすると必然的に新しく購入をしないとならなくなる事も出てきます。

個人的には最高ランクの物を10年使うより、ミドルクラスの物を5年で買い替える方が快適な状態を維持できると考えています。
5年経つと購入時には最高クラスにしかついていなかった機能も、ミドルクラスで当たり前についている場合も多々あるからです。

補聴器は365日6時間以上稼働させるので、環境によっては5年もたずに故障する場合もあります。
どんなに丁寧に扱っても5年過ぎるとどうしてもガタが出てきてしまいます。
そこをしっかりと頭に入れて、購入するようにしてください。

また補聴器がどんなに良いものであったとしても、聞き取りが改善しない場合があります。
補聴器はあくまでも聴こえを補う機器であり、本人の力以上の物を引き出すことはできません。
そこを「高いものほどよく聴こえる」というように勧めてくる販売店には注意してください。プラスとマイナス、どちらもしっかりと伝えてくれる販売店を探すようにしてください。

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