補聴器ブログ

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初めての補聴器を購入するときの8つのポイント

聴こえにくくなって、補聴器を使ったほうがいいな・・・と思ったとき

補聴器ってどこで買うの?

どの補聴器ならよく聞こえるの?

値段っていくらくらいなの?

疑問が沢山出てくると思います。

失敗しないための補聴器の買い方を紹介します。

補聴器購入で失敗する人

補聴器を購入するときに失敗して「買ったのに聴こえない」という人と、「補聴器を買ってよかった!」と補聴器を活用して毎日楽しそうにしている人とはっきりと分かれます。
この違いはどこから来るのか??

補聴器を購入して失敗する人は

  1. 自分の聴力を知らずに買っている(通信販売などで購入)
  2. 医師に紹介されたお店しか行ったことがない
  3. 聴きたいときにだけ使っていて一日のうち殆ど使っていない
  4. 購入してから一度も調整をしたことがない
  5. 補聴器を使えば若いころのようにハッキリと聴こえると思っている
  6. 店の言いなりで高い補聴器を購入している

このような方は補聴器を使ったとしても満足な聴こえを得られていない場合が多いです。

特に自分の聴力を知らずに通信販売などで購入している方は半数以上の方が不満を抱えています。

補聴器購入で失敗しないためにはこの逆をすればよいといえます。

自分の困りごとを具体的にしてみよう

聴こえにくくて日常生活に不便を感じたとき、補聴器装用を考え始めますがその際に具体的にしておくとよいポイントは以下になります。

  • どんな場面で困っているのか
  • どんな場面でよく聞きたいのか
  • 誰と話したいのか
  • 予算は大体どれくらいか

以上の4つは最低でもハッキリとさせておいた方が良い項目になります。
使いたい場面・用途がハッキリとしたら次は・・・

自分の聴力を知ろう

まずは自分の聴力をしっかりと確認しましょう。この時医師のもとへ行き聴力を測定してもらう事がベストです。
医師に診断をしてもらわないと補聴器が購入できないわけではありませんが、聴力の低下が加齢からくるものなのか、それとも違う病気が原因なのか、耳垢が詰まっているだけなのか、原因を特定することは医師しかできないのでまずは医師のもとで検査をしてもらい、聴力が低下している原因をしっかりと把握してください。

場合によっては補聴器を装用する以前に耳垢のつまりだったり、外科的処置で改善する可能性があるのでまずは耳鼻科へ行き検査をしてください。
補聴器専門店で聴力を測定した場合でも、測定結果によっては医師の診断を進められる場合があります。
その時は補聴器購入の前に、まず医師の診断を受けて下さい。

相談するお店を探そう

医師の診断の後、補聴器が必要だと医師が判断した場合に医師と提携している補聴器専門店を紹介される場合があります。特に補聴器外来という形で診察を受けた場合は専門の業者が病院まで来ていてその場で試聴・貸出をしてくれる場合があります。

補聴器はメーカーによって音質が違いますので、試聴した段階で聞きにくいと感じた場合は違うお店で試聴することも検討してください。
そのまま試聴・貸出で購入という流れで購入する方もいらっしゃいますが、出来るなら数社の補聴器を聞き比べていただいたほうが失敗なく使用してもらえる確率があがります。

どんなお店で購入すればいいのか??悩むところですがお勧めは補聴器を専門に取り扱っている補聴器専門店です。
眼鏡店や百貨店などでも補聴器の取り扱いをしてはいますが、補聴器は非常に専門性の高い機器であるため専門知識を持たない人が調整した補聴器は満足度が低い傾向があります。

また補聴器専門店でも専門知識を持たないお店も正直あります。
ではどこならいいの??となると思いますが、まず認定補聴器技能者が在籍しているお店を探してください。

認定補聴器技能者とは?
補聴器の販売や調整などに携わる人に対し、財団法人テクノエイド協会が、厳しい条件のもと、基準以上の知識や技能を持つことを認定して付与する資格です。当協会では、資格者の資質向上や、資格の取得を幅広くサポートしています。
役割と仕事
どんな高価な補聴器でも、その人の聴力に合っていなかったり、適切に調整されていなければ本来の性能を発揮できません。認定補聴器技能者は、豊富で幅広い知識と、長い実務経験から培った確かな技能で、補聴器の適切なご利用をバックアップいたします。
補聴器調整のスペシャリスト
補聴器の聞こえやお耳への着けやすさは、その時々の聴力や体調など様々な条件によって変化することもあります。よりよい聞こえを得るには、豊富な経験や知識をもとにさまざまな要件を考慮して行わなければなりません。
(日本補聴器技能者協会より引用)

補聴器を取り扱うためには聴こえに関する幅広い知識と、適切な調整を行うための技術が必要になります。
認定補聴器技能者は補聴器を調整するうえで必要な知識と技術を習得した人へ付与される資格です。

この資格を持っている人がいるお店を一定の目安として探してください。
ただ、認定補聴器技能者であればどの人でもみんなスペシャリストだ!というわけでもありません。

技能者の中でも資格を取るだけの人もいれば、それをベースにさらに技術と知識を深め高めていこうと努力する人がいます。技能者がどちらのタイプの人かは直接接してみないとわからりません。

知識も技術も持っていたとしても、人として相性が悪い場合も中にはあります。
補聴器は購入してからのお付き合いが長いものなので、知識や技術があり、信頼できる相性のいい人が見つかればベストです。
なかなか難しい部分もあるかと思いますが、納得のいく人から購入をすることをお勧めします。

良いお店の見分け方

どんなお店なら安心なのか、目安をご紹介します

  1. 認定補聴器技能者が在籍している事
  2. 補聴器専門店であること
  3. 複数メーカーの試聴が出来る事
  4. 装用効果をしてくれるところ
  5. 高額なものをやたらと進めないところ
  6. 家族と一緒に来ることを進めてくれるところ
  7. 質問に適切に答えてくれるところ

高い補聴器ならばよく聞こえるだろうと思われがちですが、そのような事はありません。
もちろん、高額な補聴器は音質や様々な音処理が優れているので快適に聞いていただけるようにはなっています。
しかし使用する方の生活環境を考慮せず、高額なものを「これならよく聞こえます」と進めるような店はお勧めいたしません。

お客様が納得できるまで購入を決断してはいけません。疑問や不安を持ったままでは必ず購入後に後悔します。
また、決断を迫ったり値段を安くしますという形で購入を催促するようなお店は後々のフォローが悪い場合が多く結果的に後悔する事になります。

高額な商品だからこそ、納得して購入してください。

試聴してみる

お店を見つけ、聴力を確認し、いよいよ補聴器を試しに聞いてみます。

メーカーによって音質が違いはありますが、プロにお任せしてください。
本当のプロならばメーカーごとの音質の違いを把握していますし、カウンセリングで確認した使用環境などから最適なメーカーを選択してくれます。
試聴をする時静かなお店の中の音だけではなく、外に出て音を聞いてみてください。家族と一緒に来ているなら、ちょっとお話をしたりしてみてください。
良いお店はこの際に様々な環境音を提示して、仮想ではありますが様々な音環境を体験させてくれます。

貸出を利用する

試聴してみてもう少し自分の生活の中でどうなのか試してみたいと考えた場合、貸出を利用してみてください。
大体どこのお店も貸し出しサービスをしています。
お店によりますが、2週間~1か月程度の貸出体験で自分の生活の中で補聴器がどの程度役に立つのか判断することが可能です。

貸出補聴器は基本的には耳にかけるタイプの補聴器が多く、耳穴補聴器での貸し出しは取り扱っていないお店が多いです。

補聴器を購入する

補聴器は役に立つと納得が出来たならば、補聴器を購入しましょう。
購入すると、補聴器の手入れの仕方や取り扱いの仕方、イヤモールドを使用する方は耳への出し入れの練習など覚えなければならない事が沢山あります。

また補聴器は購入してからがスタートになります。
ここから、「聴こえるためのリハビリ生活」がスタートします。
購入してから定期的にお店へ調整に通い、徐々に入力する音量を大きくしながら調整を重ねていきます。

3ヵ月~半年程度かけて補聴器を「第2の耳」として作り上げていきます。
私の店では、だいたい3か月程度かけて音量を目標値まで上げ、そこから3か月程度かけて細かな微調整をしていくという形を取らせてもらっています。

最初の3か月はとにかく補聴器から聴こえる音、音量に慣れてもらう事を第一目標にしています。
その後、しっかりと音を入れた状態で気になる音やもっとこの場面でこう聞きたいという音をより聞き取りしやすくするための微調整を行っています。

大体半年かけてしっかりと調整をしますとその後よほどの聴力変動がない限りは細かな調整は必要とはしなくなります。

購入後のアフターフォロー

購入後、2か月に1回は定期的に補聴器のメンテナンスをすることをお勧めします。
特に真空乾燥はお勧めです。

専用機械で乾燥させるのですが、これをすると音がクリアになると非常に好評です。
補聴器を少しでも長く使っていただくために、日々のお手入れと定期的なメンテナンスは必要なので購入後お店に足を運んでいないという事が無いようにしてほしい所です。

できるなら年1回は聴力を測定して、都度最適な調整をしておくことをお勧めします。

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