補聴器の買い方は3通り|メリット・デメリットも解説

聞こえが悪くなり、補聴器の購入を考えた時どんな購入経路で購入しようと考えますか?

とりあえず近所のお店に行く?それとも病院の紹介先で買う?それとも安くしてくれるお店に行く?
選択肢は沢山ありますが、大きく分けて購入経路は3つに分かれます。
どの購入経路にもメリット・デメリットはあります。

それぞれのメリットとデメリットをわかりやすくご紹介します。

補聴器専門店で購入する

補聴器を専門で取り扱っている販売店で補聴器を購入するメリット

  • 専門知識が豊富
  • 機材が整っている
  • 技術力がある
  • アフターフォローがしっかりしている

補聴器は非常に専門性が高く、調整技術が無いとただの高額耳栓になってしまいます。
専門店はその点では、しっかりとした知識と技術を持っているスタッフが対応してくれるので安心です。

病院と連携している専門店も多くあります。
また福祉対応補聴器を取り扱っている店舗も多くあります。

認定補聴器技能者が在籍している店舗も多く、技術的に安心できることが多いです。

補聴器専門店のデメリットは

  • 定価購入がおおい
  • 店舗の敷居が高い

などがあげられます。
特に店舗に行くことは敷居が高く、なかなか入れないという方も多くいます。

補聴器専門店でも認定補聴器技能者が居ない店舗は多くあります。
補聴器の購入・調整は認定補聴器技能者にしてもらう事をお勧めします。

量販店・メガネ販売店で購入する

量販店や眼鏡店での補聴器購入メリットは

  • 大幅値引き
  • 気軽に入れる
  • 全国チェーン店などはどこにでもある

などがあげられます。
量販店や眼鏡店は買い物ついでにフラッと立ち寄る事が出来るので、気軽に相談することが出来ます。
全国チェーンの場合は転勤などがあっても、同じチェーン店で調整をしてもらえるという気楽さがあります。

価格の面でも値引きをしている所が多く、通常価格よりも割安で購入する事が出来る店舗が多いです。
電池などもメンバー登録するとかなり安く購入する事が出来ます。

量販店や眼鏡店のデメリットは

  • 専門知識が無い
  • 調整技術が無い
  • アフタオーフォローが薄い

などがあげられます。
量販店や眼鏡店は気軽に入れて値引きした価格で購入できますが、それは裏返せばそこにしかウリが無いという事です。
補聴器は機種選定の段階から、専門的な知識が必要です。
聴力や生活環境、使用する環境など様々な情報から最適な機種を選定する必要があります。
これは補聴器に関しての専門的な知識が無いと、適切な機種選定が出来ないという事です。

適切な機種選定が出来たとしても、調整技術が無ければ補聴器はただの高額な耳栓になります。
販売している機械は何処のお店でも同じものですが、調整する人の技術力で全く違う機器になります。

専門的な知識が無いと、『聞こえる補聴器」を作り上げることはできません。
補聴器を適切に使いこなすための助言をすることが出来なければ、ユーザーはいつまでたっても補聴器を使いこなせずに聞こえないままになります。

店舗によっては認定補聴器技能者の在籍している店舗もありますが、注意が必要です。

通信販売(インターネット販売)で購入する

最近はインターネットを通じて補聴器を購入する事が出来るようになりました。

しかし、ここは注意が必要です。
調整が出来る補聴器は、対面販売でのみ購入可能です。
通信販売などで購入ができる補聴器は調整をすることが出来ません。
ネットで購入できるものは集音器か調整のできない補聴器です。

インターネットなどの通販での購入でのメリットは

  • 低価格
  • 気軽に注文可能

そしてデメリットは

  • 合わない事が多い
  • 調整が出来ない(自分の聴力に合わせられない)

などがあげられます。

通信販売で購入した方の八割は不満を感じているという結果があるほどです。

大きく3つの購入経路のメリットとデメリットをご紹介しました。
それでは次に、失敗しない補聴器購入のためにはどのような手順を踏めばよいのかをご紹介します。

補聴器購入までの流れ

補聴器を購入しようと考えた時、どうやって購入すればいいのか悩む人は沢山います。
情報を収集しようにもどこも同じような事が書いてあって、具体的にどう行動すればいいのかわらかずに悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

ここでは補聴器購入を考えた時に、具体的にどう行動すればよいかをわかりやすくご紹介します。

耳鼻科へ行く

まずは自分の聴力低下の原因を調べるために耳鼻科へ行きましょう。
耳垢が詰まっているだけならば、取ってもらえば聞こえるようになります。
また聞こえない原因が耳ではなく、他の疾患の可能性もあります。
病院で治療をすることで改善する場合もあるので、必ず耳鼻科へ行き耳の状態を確認してください。

この時補聴器の相談をして「まだ必要ない」と言われたとしても諦めないでください。
補聴器は医師が必要と言わないと付けられないわけではありません。
自分が聞こえにくくて困っていると思うのなら、補聴器を使う必要があると考えてください。
医師の補聴器装用の基準は障碍者手帳適応聴力の場合がおおく、かなり聴こえなくなってから使う事を進められる事が多くあります。

実際は軽い難聴の段階で、聞こえにくくて不便を感じている方が多くいます。
そしてそういう方は疾患等が無ければ全て補聴器適応の対象だと考えてください。
病院でもらう聴力データーをこちらのグラフに入れてみて、補聴器装用を検討するレベルか確認してみてください。聴力に関するデータグラフ

 

販売店に相談に行く

耳鼻科で特に病気や治療が必要なかった状態で、補聴器の購入を検討した時次に行うのは販売店への相談です。
販売店選びにはいくつかポイントがありますが、通える範囲の店舗を選ぶことをお勧めします。
補聴器を使用すると、何かあった時にすぐに対応できないと困る事がかなり出てきます。
なるべく自宅の近くか、通勤途中など通える範囲の店舗で購入する事をおすすめします。

また店舗を探す時には、最低でも3店舗は相談に行くようにしてください。
病院経由で販売店を紹介されることもありますが、そこで決めてしまわずに自分で足を運んで納得できる店舗を探してください。

補聴器を購入すると、お店や店員さんとは長いお付き合いが始まります。
高額商品ですし聴力は非常にデリケートな問題が起きることがあるため、できるだけ信頼できる店舗で購入してください。

補聴器は医療費控除の対象です。
医療費控除を受ける場合は、購入前に医師の診断が必要です。
補聴器相談医が書く「補聴器に関する診療情報提供書」という専用書式での書面が必要になります。

購入までの流れ

補聴器販売店での購入までの大まかな流れをご紹介します

  1. カウンセリング(生活環境・使用したい場所・困っていること・予算などを相談)
  2. 聴力測定(気導・骨導・語音明瞭度・UCL)
  3. 機種選定
  4. 試聴
  5. 貸し出し(店舗によって貸出期間等は違いがある・ない店舗もある)
  6. 購入
  7. 3~6ヵ月の調整(聴こえのリハビリ期間)

店舗へ相談に行くときは、カウンセリングでしっかりと対応をしてくれる店舗かどうか確認をしてください。

まとめ

補聴器購入には3つの経路があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
それぞれのメリットとデメリットをしっかりと把握して、自分でどこが良いかを考えましょう。

また購入までの具体的な行動は、最初に必ず耳鼻科へ行きましょう。
疾患が無いかをしっかりと診てもらいましょう。

その後の販売店探しは、面倒がらずに数店舗相談に回りましょう。
調整者によって全く違う機器になってしまうのが補聴器です。
しっかりと聞こえるようになりたいと考えるのなら、手間暇を惜しまずに店舗選びに時間をかけてください。

西部補聴器に通える距離の方は、ぜひご相談ください。

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北村 美恵子

認定補聴器技能者。これまで500名以上の方の聴こえに関するお悩みを解決してきました。西の風新聞にてコラムも連載中。 補聴器に関することなら何でもご相談ください。

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