補聴器の購入を考えた時、医師へ相談に行くことをまず考えます。その際補聴器相談医へ相談へ行くことをお勧めします。しかし、補聴器相談医と言われても聞きなれない言葉なのでなんなのか?疑問に感じる人もいるかもしれません。
ここでは補聴器相談医について説明をします。
補聴器相談医とは
補聴器相談医とは、耳鼻咽喉科医師の中で補聴器についてきちんと勉強をしている医師を指します。
耳鼻科の医師は耳に関しては専門家ですが、補聴器に関しては専門家ではありません。
特に日本は補聴器に関しての意識が低く、医師でも補聴器をほとんど理解していないというのが現状です。
補聴器相談医は補聴器に関しての特別な講習を受けていて、耳鼻科の医師の中でも補聴器に関する知識がある医師になります。
知識のない医師の元へ行くと、本来であれば補聴器が必要な聴力であっても「まだ大丈夫」と言われてしまいます。
日常生活で困っていても医師から必要が無いと言われると、補聴器を購入する事を断念してしまう事も有ります。
補聴器は早い段階で使用していただくほど、言葉の聞き取りの力を残すことができるので早期装用が大切です。
そのような知識もなければ、適切なアドバイスを行う事は医師であってもできません。
聞こえにくくなり、まず医師へ相談へ行くのは耳鼻科的な疾患やそのほかの疾患が無いかを確認に行くためです。
補聴器を付けたほうがいいのかどうかを相談へ行くのなら、補聴器相談医へ相談に行きましょう。
補聴器相談医 名簿一覧
補聴器相談医は日本全国に居ます。耳鼻咽喉科の中でも必要な勉強をされている先生だけが補聴器相談医として認定されます。自分の住まいの近くにいる補聴器相談医を探してみましょう。
まとめ
補聴器相談医は耳鼻咽喉科医師の中で補聴器に関して特別に勉強をしている医師がなっています。
医療費控除の際に必要な「補聴器適合に関する診療情報提供書」は相談医にしか書くことが出来ません。
補聴器の購入を考えた時、まずは補聴器相談医へ相談に行きましょう。
北村 美恵子
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