補聴器は調整でここまで変わる!驚きの改善事例をご紹介

調整事例

当店には他店で購入し、何度調整をしても聞こえが改善しないと相談に来る方が後を絶ちません。

その中の一つの事例をあげたいと思います。

1回目調整

年齢65歳 女性

小さなころから低音域があまり聞こえていなかった。年齢が上がるにつれ高音域も聴こえにくくなり周囲がうるさいと会話をすることが困難になってきた。

左が聴力測定図、右が装用閾値になります。

正直ほとんど効果が出ていない状態です。これで何度も調整をしてもらったそうです。
最初にこれを見たときには目を疑ってしまいました。なんじゃこりゃ???というのが正直な感想です。

補聴器で音を入れると全体的に音が入ります。そしてこの方は低域を小さなころから聞いていないためその部分の音が入ることでとてもうるさく感じたそうです。自分の声が響いてきて、うるさくて仕方ないと。

お客様の訴えるままにうるさいという低い音を削って削って削った結果、補聴器を付けている意味がまるでない補聴器が出来上がってしまったようです。

何故聴こえていないのかを説明した後、再度調整をさせてもらい雑音を作った状態で聞いてもらいました。
最初よりは聴こえるけれど、やはり自分の声が響くと訴えてきました。
ここで本人が楽な状態にしてしまうと、結局慣れている音=聴こえない状態なのでその説明をして耐えられるレベルで低音を少し入れた状態を作りました。

その状態で1週間、なるべく長い時間使ってくださいとお伝えして1回目は終了。

2回目調整

1週間使っていただいた結果、少し音に慣れてきてあまり響きが気にならなくなったとのこと。
そこでもう少しだけ低音を入れ、プログラムを2つ作成。
低音を大きく削った状態のプログラムと、ある程度低音が入っている状態のプログラム。

どうしてもうるさい場合は低音を削ったプログラムで聞いてもらうように言いましたが、基本的には音がある程度入っている状態でのプログラムを使用してもらう事に。

この際にもいろいろな音を聞きながら、本人が無理をしなくていい程度の低音を入れています。

このような形で、この方の場合は徐々に徐々に音を入れていくようにしました。
年齢が比較的お若い方でしたので、音に慣れる時間が早かったので最終的には3か月程度である程度しっかりと聞いていただける状態まで持って行けました。

低音がどうしてもこれ以上入れると響いてしまうという事で、これ以上は入れませんでしたが平均35dBであれば多少周囲がうるさくても聴こえる状態まで持って行けました。

この方はお店に行ったときに2社の補聴器を聞き比べたそうですが、そこのお店が1社のメーカー以外あまり詳しくなかったそうで選択の余地がなかったそうです。何度も調整をしてダメだった結果、お店で新しく出た最上位機種を安く売りますよと言われて再度購入したけれど結局はそれでも聴こえずに当店に相談に来てくださいました。

もう一つのメーカーが当店でも取り扱いしていたので、聞いていただいたところそちらの方が聞き取りが良かったようでこっちのメーカーにすればよかったと残念がっていました。
安い補聴器だから聴こえない、高ければ聴こえるという事ではないのですよとお話をさせてもらいました。
しかし、そこが補聴器専門店だというから・・・・頭が痛い所です。

新しく購入したほうがいいかと迷っていられましたが、まだ購入したばかりの補聴器なので次回購入するときには検討の一つにしてくださいとお話をしました。

当店では聴力に合わない補聴器でない限り、できるだけ今お使いの物を使える限り使っていただくという方針です。
だって、もったいないですもの。

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